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TcpShark

TCP の解析に特化したパケットアナライザです。

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TcpShark は、Wireshark を解析エンジンとした CLI ツールです。

ネットワークのトラブルシューティングでは、パケット解析による調査が不可欠です。ただし、Wireshark を使用したとしても、大容量かつ複雑化する TCP ストリームの解析には職人的なスキルと経験を必要とするでしょう。
このツールで TCP ストリームのパケットフローをグラフィカルに表示することにより、誰でもエンドツーエンドのデータの流れを容易に把握することができます。
Wireshark を補完するツールとして、TcpShark はあなたのトラブルシューティングの手助けになるでしょう。


特長

  • 独自フォーマット
  • データサイズ、ウィンドウサイズ、SEQ/ACK 番号を整然と表示することで、TCP ヘッダの各フィールドの推移・変化を読み取りやすくなります。

  • 直感的なデザイン
  • パケット方向、TCP フラグ(SYN、RST など)、Analysis 情報(パケロス、再送 など)を色分けして表示することで、大容量のキャプチャデータにおいても異常に気付きやすくなります。

  • カスタマイズ可能
  • Wireshark がサポートする各種プロトコルフィールド(HTTPリクエストURI、HTTPステータスコード など)を追加表示することで、TCP 以外のプロトコル情報と関連付けて解析できます。


導入方法

  1. /usr/local/bin に実行ファイルをダウンロード
  2. $ wget https://raw.githubusercontent.com/manabapp/TcpShark/main/tcpshark
    または
    $ curl -o tcpshark https://raw.githubusercontent.com/manabapp/TcpShark/main/tcpshark
  3. ファイルに実行権を付与
  4. $ chmod 0755 tcpshark
  5. (任意) .bash_profile や .zprofile に環境変数 TCPSHARK_APPEARANCE を設定
  6. 例:端末画面が黒色の場合
    export TCPSHARK_APPEARANCE=Dark
  7. (Windows のみ) .bash_profile や .zprofile に環境変数 TCPSHARK_TSHARK_COMMAND を設定
  8. 例:C:¥Program Files 配下に Wireshark をインストールしている場合
    export TCPSHARK_TSHARK_COMMAND="/cygdrive/c/Program Files/Wireshark/tshark.exe"


使用例

  • list mode
  • キャプチャデータに含まれる TCP ストリームを一覧表示します。
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  • flow mode
  • 指定した識別子(list mode の Index)の TCP ストリームをフロー表示します。
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  • one mode
  • 指定したフレーム番号(flow mode の No.)の TCP パケットを詳細表示します。
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  • Analysis 情報
  • Wireshark が検出可能な TCP Analysis 情報(パケロス、重複 ACK など)を色分けして表示します。
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  • カスタムフィールド
  • 任意のフィールド(例:TCP RTT)を付加して表示します。
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TcpShark は、Linux/Solaris/macOS/Windows のターミナル上で動作します。