アプリの環境設定、ログ画面、および 各種情報についての機能があります。
パラメータ | 説明 |
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DESCRIPTION | 各画面に説明文を追加表示します。 説明文は端末の設定言語で表示します。[設定] > [SocTest] で優先する言語を変更することもできます。 また、トップ画面にソケットパラメータ情報を追加表示します。詳細は、第1章 Socket Simulator を参照してください。 |
AUTO MONITORING | 着信データ、接続処理、全二重接続状態、および TCP ステータス等を監視し、トップ画面に反映します。詳細は、後述します。 トップ画面の表示内容の詳細は、第1章 Socket Simulator を参照してください。 |
IDLE TIMER | iOS のアイドルタイマーを無効にします。 この機能は、アプリがスリープ状態に移行することによる接続断を避けるために使用します。 |
SCREEN COLOR | データ表示ビュー(バイナリエディタやログ画面など)の背景色を反転させます。 無効の場合は、端末設定の外観モード(ライト / ダーク)に合わせます。 |
SYSTEM CALL TRACE | システムコールトレースの出力レベルを選択します。詳細は後述します。 |
[補足]
アプリのエラーログも同じ画面に出力されます。エラーログは、アプリ自身に問題が発生したことを意味します。
メモリ使用量を抑えるために 10000 行に達した場合は末行に Reached the limit of log lines が出力され、それ以降のトレースログの出力が停止します。この場合、消去 をタップすることでリセットできます。
ログ出力のフォーマットは以下の通りです。
出力例を以下に示します。
Oct 11 15:52:19.719 [0.000521] socket(PF_INET, SOCK_STREAM, IPPROTO_TCP) = 5 Oct 11 15:52:23.929 [0.000537] getsockopt(5, SOL_SOCKET, SO_DONTROUTE, [0], [4]) = 0 Oct 11 15:52:25.790 [0.000102] setsockopt(5, SOL_SOCKET, SO_DONTROUTE, [1], 4) = 0 Oct 11 15:52:32.035 [0.000221] connect(5, {sin_family=AF_INET, sin_port=9999, sin_addr="12.34.56.78"}, 16) = -1 Err#51 ENETUNREACH Oct 11 15:52:36.371 [0.006439] poll([{fd=5, events=POLLIN|POLLPRI|POLLOUT, revents=0}], 1, 0) = 0 Oct 11 15:52:39.736 [0.000100] close(5) = 0 |
各カラムについて説明します。
カラム | 説明 |
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MMM dd 発行日 | システムコールを発行した日(月:Jan, Feb, ...) |
HH:mm:ss.SSS 発行時刻 | システムコールが復帰した時刻(精度: ミリ秒) 端末のタイムゾーン設定に応じたローカル時刻で出力されます。 |
response レスポンス時間 | システムコールの所要時間(精度: マイクロ秒) |
function システムコール名 | システムコール一覧画面で指定可能のものに加え、ソケット作成時の socket(2) と削除時の close(2) があります。 |
arg1, arg2, ... 引数パラメータ | システムコールに指定したパラメータ 詳細は後述します。 |
retval 復帰値 | システムコールの復帰値が表示されます。 エラー発生時(-1 で復帰)には、続けて以下が表示されます。 Err#<errno number> <errno name> |
引数パラメータ表記の仕様は以下のとおりです。
[補足]
出力レベル | 説明 |
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レベル 1 | データを出力しません。 システムコールの引数には、<DATA> と出力されます。 |
レベル 2 | バイト配列の先頭最大 16 バイトまでを出力します。 システムコールの引数には、"xxxxxxx" のように文字列で出力されます。各バイトが印字可能な Ascii コード範囲であれば Ascii に置き換え、それ以外を ドット(.) で出力されます。 |
レベル 3 | システムコールの次の行に、最大 512 バイトまで 16 進ダンプで出力されます。 |